Home > 5)受精卵凍結-融解胚移植

5)受精卵凍結-融解胚移植 Archive

どうして胚を凍結するの?

その答えの1つは、『子宮内膜と胚盤胞の時間的なポイントを一緒にする』ということです。体外培養液で育てた胚盤胞を子宮に戻したときの子宮内膜は、胚(胚盤胞)にとって必ずしも着床しやすい環境でないことが多くあります。それは体内環境より、体外で育てた胚盤胞の到達が時間的に遅い傾向にあるためです。それだけ体外環境は、胚にとって苛酷な状況なのかもしれません。
つまり胚が胚盤胞になり着床ポイントに達したときに、子宮内膜は既に着床しやすいポイントが過ぎているという可能性があり、このまま新鮮胚盤胞で戻すことは、ポイントがずれたまま移植をするということになります。これでは着床できるいい胚に育てても、それを受ける内膜に十分な条件がなく、妊娠できるはずなのに妊娠できないということにもつながります。
この子宮内膜と胚の同調性を高める目的以外でも、積極的に全ての受精卵の凍結をしています。その適応とは、以下の3ポイントになります。

1)採卵数10個以上あり、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の重症化の予防
2)子宮内膜が7mm以下もしくは形状が3層構造でない
3)ホルモン環境が悪い(E2(エストロゲン):卵胞ホルモン、P4(プロゲステロン):黄体ホルモンが高値)

胚を一度凍結し、移植に適した子宮環境、ホルモン環境を整えてから移植する方法を『凍結融解胚盤胞移植』といいます。これには、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの薬剤を組み合わせ、良好な厚さと形状の子宮内膜を整えることが重要になってきます。
いい卵を育て、いい胚に育て、的確な方法で凍結をし、ホルモンを整え、内膜を整え、いい周期に移植すること、これにより妊娠率は同年齢、同グレードの新鮮胚と比べ約10%ぐらい高くなり、ママになる日もぐっと近づきます。

凍結融解胚盤胞移植は、
1)良好胚を選択して胚移植が可能
2)形状の良い子宮内膜に移植が可能
3)凍結、融解を利用することにより内膜と胚の同調性を高めることが可能
という3つのメリットがあります。

参考に!!
5.凍結融解胚移植
6.ガラス化保存法(Vitorification法)
7.凍結融解胚盤胞移植

ホーム > 5)受精卵凍結-融解胚移植

Search
Feeds
Meta

Return to page top